「64 後編」を観ました。
評価:★★☆
横山秀夫のベストセラーを「ヘヴンズ ストーリー」の瀬々敬久が2部作で映画化した後編。昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件・通称“ロクヨン”から14年後、新たな誘拐事件が発生してしまう。現在は広報担当であるが、当時捜査にあたった刑事・三上は再び事件の解明のために、動き出すこととなる……。前編では事件というより、警察という官僚組織の中のシマ争いと、警察と報道という対立軸を舞台に人間ドラマが展開していき、それはそれで見ものではあったのですが、肝心な事件はどこかおざなり感がなくはなかったです。後編では、そうした前編のおざなり感を、14年を経て起こった模倣事件をキーに、事件解明と動いていく流れになります。