「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観ました。
評価:★★★★★
カナダ東部の小さな町。町はずれで魚の行商を営むエベレットは一人暮らしの身で、手間のかかる家のことを任せるための家政婦を募集していた。その張り紙を見て応募してきたのは、子どもの頃から重いリウマチを患い、両親が亡き後に、厳格な叔母の家で窮屈に暮らしていたモード・ルイスという女性だった。厄介者で居場所をなくしていたルイスだったが、唯一の楽しみだったのは絵を描くこと。住み込みの家政婦としてエベレットの家で、暮らし始めたモードは仕事である家事の傍ら、小屋の壁に絵を描き始める。ぶっきらぼうなエベレットだが、モードへの優しさは人一倍だった2人はやがて結婚する。そんなある日、ニューヨークから来ていたサンドラは、モードが壁に描いたニワトリの絵を見てその才能を見抜くのだが。。カナダの実在の画家、モード・ルイスの伝記映画。監督は、「荊の城」のアシュリング・ウォルシュ。
続きを読む “『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』:重い障害を抱えながらも、夫に支えられながら美しい作品を生み出した一人の女性の物語。これぞアート映画といえる快作!”