『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』:戦後ドイツでナチスをとことん追い詰めた男の物語!主役は熱いが、もう少しその周りの組立をしっかりして欲しい。。

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」を観ました。

評価:★★★☆

1950年代後半のドイツ・フランクフルト。第2次世界大戦の爪痕が酷く残るドイツにおいて、ナチスの戦犯たちを検挙することは喫緊の問題だった。しかし、戦後の政府にも戦中には政府側の人間として、ナチスに関わっていた人物も多く残っており、そうした者たちにとって過去の汚点は封印したいという願望もうごめいていた。そんな中、戦犯を追うべき立場の急先鋒にいた検事長フリッツ・バウアーのもとに、逃亡中のナチス親衛隊中佐アイヒマン潜伏に関する手紙が届くのだった。。ナチスの最重要戦犯アドルフ・アイヒマン捕獲作戦の影の功労者フリッツ・バウアーにスポットを当てた実録ドラマ。監督・脚本は、「コマーシャル★マン」のラース・クラウメ。

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『幸せなひとりぼっち』:孤独に、哀しく生きてきたと思っていた老人が悟る幸せな人生!!

幸せなひとりぼっち

「幸せなひとりぼっち」を観ました。

評価:★★★★

気難しいオーヴェは妻に先立たれ、生きる希望を失っていた。そのうえ、近所の人々は自分の気を荒立たせるような迷惑な人々ばかり。しかし、隣りに引っ越してきたパルヴァネ一家から次々に厄介事を持ち込まれるうちに、塞いでいたオーヴェの心が開いていく。。世界30カ国以上で刊行されるフレドリック・バックマンの小説をベースに、人の生き方について問いかけていく人間ドラマ。監督は「青空の背後」のハンネス・ホルム。スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で主演男優賞と観客賞に輝くとともに、今年のアカデミー賞にスウェーデン代表として外国語映画賞にノミネートされたことでも話題となっている作品です。

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『ダーティ・グランパ』:ユルユルでお下劣な内容にハマる人は多くないだろうけど、主演2人の演技は見もの!

ダーティ・グランパ

「ダーティ・グランパ」を観ました。

評価:★★☆

1週間後に結婚を控えた弁護士ジェイソンは突然の祖母の訃報を受け、葬式に駆け付ける。そこで祖父ディックから強引に誘われて、祖母の思い出の地フロリダへの旅のお供をすることに。結婚式の準備に血眼になっているフィアンセの尻に敷かれていたジェイソンだったが、子どもの頃に大好きだった祖父の頼みともあり、渋々引き受けるがディックの思わぬ暴走に付き合うことにならざるを得なくなっていく。。ロバート・デ・ニーロとザック・エフロンのW主演で贈るバディ・コメディ。監督は、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」で脚本を手掛け、出演もしているダン・メイザー。

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『ドント・ブリーズ』:安牌と思われた窃盗が、恐怖の始まりだった。。映画全体が上手くパッケージングされているエンタメ秀作!

ドント・ブリーズ

2017年も明けました。今年もマイペースで更新を続けたいと思います。よろしくお願いします。

新年一発目は、「ドント・ブリーズ」を観ました。

評価:★★★★

デトロイトに住む3人の若者、ロッキー、マニー、アレックスはそれぞれの家庭に問題を持ちながら、自由を得るために街を抜け出す資金を集めていた。その方法は警備会社を経営しているロッキーの父親のクライアントに目をつけ、保険保証されるギリギリの金額で、かつ現金を狙わないという堅実な盗難だった。しかし、脱出のための資金が大きく増えない中、大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅を狙い、一発で資金を増やすことを考えた。その計画を実行に移し、強盗に入る3人。だが、その家に住む老人は、どんな音も聞き逃さない鋭敏な感覚を持っていた。襲撃のはずが、暗闇の中で逆に追い詰められていくのだった。。製作サム・ライミ&監督フェデ・アルバレスの「死霊のはらわた」(13)コンビが贈るスリラー劇。

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