『おとなの事情』:スマホに集められる悲喜こもごもな情報に右往左往する人々たちのコメディ!ゲラゲラ笑いながらも、いろんな人間関係の物語をあぶり出す手法が絶妙!

おとなの事情

「おとなの事情」を観ました。

評価:★★★★☆

7人の友人夫婦が集まった食事会。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人にディナーをキャンセルされたぺぺ。他愛もない話の中から、参加者の一人、エヴァの提案で、かかってきた電話やメッセージをディナーの間、皆にオープンにすることに。女性陣に詰め寄られ男性陣も渋々応じ、テーブルに7台のスマホが出揃うのだが。。イタリアのアカデミー賞で作品賞・脚本賞を受賞したコメディ。監督は本作日本初公開になるパオロ・ジェノベーゼ。アメリカ・トライベッカ国際映画祭脚本賞、ノルウェー国際映画祭観客賞などの世界でも各賞を受賞しています。

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『ローガン』:初代X-MENシリーズの主要キャラクター卒業作品!スピンオフといいながらも、物語のぶ厚さと重厚な作風に圧倒される!

ローガン

「ローガン」を観ました。

評価:★★★★

ミュータントが絶滅の危機に瀕する近未来。老いたローガンも特殊能力である治癒能力を失いつつある中、師でもあるチャールズ・エグゼビアからミュータント唯一の希望である少女ローラを守るよう託される。しかし、ローラには危険な襲撃部隊の魔の手が迫っていた。謎に包まれた彼らの存在に疑念を抱きながら、ローガンはローラを連れた逃避行を始めていくのだった。「X-MEN」シリーズに登場するウルヴァリン(別名ローガン)を主役にしたスピンオフ第3弾。ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリン最後の闘いを、「ウルヴァリン:SAMURAI」のジェームズ・マンゴールド監督が描いた作品です。

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『花戦さ』:映画の器が豪華で、かつ力強い物語ベースであるものの、作品としてもだいぶパンチ力がないと感じる。。

花戦さ

「花戦さ」を観ました。

評価:★

無二の友・千利休と互いに切磋琢磨しあう花僧・池坊専好。あの織田信長の前で花をいけ、思わぬ失態で首をはねられそうになるが、機転を利かせた後の豊臣秀吉が彼を救うのだった。しかし、信長亡き後に権力者の地位を手に入れた秀吉は、利休や罪のない町衆の命を奪っていった。見かねた専好は彼にしかできない戦さを仕かけるのだが。。戦国時代の華道家元・初代池坊専好のいけばな『前田邸の大砂物』の伝説に着想を得た時代小説を映画化。監督は「起終点駅 ターミナル」の篠原哲雄。池坊華道会が戦国~安土桃山時代のいけばな作品を復元・製作。また、表千家不審菴、裏千家今日庵、武者小路千家官休庵の三千家が協力体制をとった作品。

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『怪物はささやく』:難病に侵された母を持つ少年の前に現れた怪物。。誰もが持つ心の闇をえぐる良作だが、やや作品が表面的かも。。

怪物はささやく

「怪物はささやく」を観ました。

評価:★★★☆

難病の母を持つ少年コナー。彼はいつも同じ悪夢を見、それにうなされていた。現実世界も彼にとっては厳しいもの。大好きな母親は日とともに弱っていくのが分かるが、彼にはどうすることもできない。一方、学校でもクラスのいじめっ子グループに目をつけられ、周囲からも可哀想な奴というレッテルの眼差しで見つめられていた。そんな彼のもとに突如怪物が現れる。木が变化したその怪物は3つの話をするから、4つめの物語として彼が隠す真実を語るよう告げるのだった。。世界的ベストセラーとなった児童小説を「インポッシブル」のJ.A.バヨナ監督と「パンズ・ラビリンス」の製作スタッフにより映画化した作品。原作は作家シヴォーン・ダウドが遺したアイディアをパトリック・ネスが引き継ぎ完成させ、2012年カーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞をW受賞。そのパトリック・ネスは本作の脚本にも参加しています。

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『20センチュリー・ウーマン』:マイク・ミルズ監督が仕掛ける”女っぽい映画”!女性の会話劇が見ものながらも、根底に男性目線も織り込む愛についての物語!

20センチュリー・ウーマン

「20センチュリー・ウーマン」を観ました。

評価:★★★★

1979年、カルフォルニア州南部サンタバーバラ。この地で1人で息子を育てるシングルマザーのドロシアにとっては1つの悩みがあった。それは思春期を迎える息子ジェイミーをどう教育し、大人の男に育てていくかということ。そこで、ルームシェアするパンクな写真家アビーと、ジェイミーの幼馴染で友達以上恋人未満のジュリーに協力を求め、彼の成長を後押ししていくのだが。。「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督が自身の母親に着想を得て制作したドラマ。

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