「永遠のジャンゴ」を観ました。
評価:★★★
1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。ホールを連日満員にしていたジプシー出身のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト。パリでもっとも華やかなミュージックホール、フォリー・ベルジェールに出演、その華麗なパフォーマンスで満員の観客を沸かせていた。彼の人気に目をつけたナチスは、彼をプロパガンダに利用しようと、ドイツ・ベルリンでの公演を画策する。その公演にはナチスの宣伝相のゲッペルスや、ヒトラー総統も来るかもしれないという。自分がプロパガンダに利用されることを意に介せないジャンゴは、「俺たちはジプシーとして、俺たちの音楽を演奏するまでさ」とうそぶくが、ドイツ軍の動きに精通している恋人のルイーズから、フランスの国内外でジプシーたちが迫害を受けていることを知らされるのだった。。ジプシーの血を引く伝説的ジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの真実に迫る人間ドラマ。「大統領の料理人」「チャップリンからの贈り物」の脚本家エチエンヌ・コマールの監督デビュー作となります。
続きを読む “『永遠のジャンゴ』:伝説となったジャズギタリストの隠された反戦記。私たちの知らない歴史の一面を垣間見れる貴重な作品!”