「笑う故郷」を観ました。
評価:★★★☆
アルゼンチン出身の作家ダニエルは、今ではスペインを拠点として活動をしていた。ノーベル賞を受賞し、輝かしいキャリアをもった彼は世界各地から引く手あまただったが、そういった表舞台に出ることを嫌った彼は全て断りを入れていた。しかし、その中で彼が生まれ育ったアルゼンチンの故郷サラスから、名誉市民の称号を与える招待だけは悩んだ末に受けることを決意し、40年ぶりに祖国の地を踏んだ。町は国際的文化人の里帰りに沸き上がり、彼自身も青春時代を共に過ごした旧友や、初恋の相手などに出会い思い出話を膨らませていく。しかし、様々な町のイベントに参加していくに従って、町の空気は思わぬ方向に転がり始めていく。。2016年ヴェネチア国際映画祭主演男優賞、米アカデミー賞アルゼンチン代表に選出されたヒューマンコメディ。監督は、「ル・コルビュジエの家」のガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーンが共同で勤めています。
続きを読む “『笑う故郷』:著名になった作家の思わぬ帰郷劇。人の浅ましさが如実過ぎて不快になるが、ラストの切り返しは凄く見事な作品!”