『ワンダーウーマン』:DCコミック史上スーパー強い女性の誕生秘話!ガル・ギャドットの美しさと神話っぽい物語設定がうまく効いている!

ワンダーウーマン

「ワンダーウーマン」を観ました。

評価:★★★★

地上で現代人たちにとって未開の地にある、女性だけが暮らすパラダイス島。その島でプリンセスとして生まれ育ったダイアナは、小さな頃から好奇心が強かったが、外の世界を一切知らず、男性を見たことがなかった。ある日、偶然にも島に戦闘機で不時着してきた米軍兵士スティーブを助けたことから、外の世界で大きな戦争が起こっていることを知る。何とか自分自身の手で戦争を止めたいと願った彼女は、彼女にとって未開の外の世界にスティーブとともに乗り出していく。やがて、彼女の運命は大きく動き出していくのだが。。DCコミックスが生んだ最強女戦士の活躍を映し出すアクション。監督は「モンスター」のパティ・ジェンキンス。

マーヴェル主導のアメコミ映画”アベンジャーズ”シリーズが来年の最新作に向け、今年(2017年)はスパイダーマン、マイティ・ソーの新作、そして、ブラックパンサーと立て続けに作品を公開してくるのに対し、「バットマンvsスーパーマン」で知られるDCコミックス勢というのは寡作で動きが鈍い。ようやく、「バットマンvs〜」にも出てきた謎のスーパーウーマンの登場秘話を語る、(アメリカではお馴染み!?)の「ワンダーウーマン」が劇場公開されることになりました。無論、予算潤沢なマーヴェル・コミックに比べ、ほとんど単一スタジオな形で動いているDCコミックスなので如何せんもし難いところもありますが、本作の公開以後、ようやくヒーロー勢揃いとなる第1作「ジャスティス・リーグ」も公開になるので、ファンとしても楽しみが増えることでしょう。

とはいいつつも、人気ヒーローが目白押しなマーヴェルに比べ、バットマン、スーパーマン以外の認知度が低い日本では興業が難しいのかなというのも正直なところでしょう。それでも本作は面白い。まず、主役のワンダーウーマンを演じるガル・ギャドットが美しいの一言。彼女のプロポーションもそうなのですが、ワンダーウーマンのときも、コスチュームではない普段着の装いのときも、スクリーン映えがとてもする美しさを感じます。「トゥーム・レイダー」のアンジェリーナ・ジョリーが出始めた頃のような、アクション映えする肉体美の良さがいいんですよね。それにパラダイス島(なんか、如何にもな名称ですが笑)から出てきたウブで、天然ぽいところなキャラクターも、彼女を引っ張るスティーブとの相性っぷりも最高。スティーブを演じるクリス・パインは「スタートレック」のときもそうですが、文句をタラタラいいながらも疾走していくアクションがとってもハマる俳優さんだなと思います。

それに女性だけの島という神話っぽい設定も、どこか日本の古事記に出てくるような記紀神話と通じるところがあり、意外に日本人の感性に合っているのではないかと思います。同性しかいない島で、ダイアナが生まれてきたのも、彼女に形作られた人形に命が吹き込まれたという設定や、人間たちの醜い戦いの裏には何か悪魔めいたものがうごめいているとダイアナが信じ切るところも、こうした神話に通じるところを感じます。それに戦争の設定も、完全な近代戦になる第二次世界大戦ではなく、まだ中世の戦いの匂いを残す第一次世界大戦になっているのもいいですね。こうした中世から近代の過渡期の戦争になっていることで、武術や馬術で鍛えられたというダイアナの闘いがうまく物語の中に織り込まれることになっていると思います。

次回レビュー予定は、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」です。

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