『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』:どんな逆境も、不遇の時代をも負けずに、自分の仕事をし続けた孤高のヒーロー!

トランボ

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」を観ました。

評価:★★★★★

“赤狩り”の嵐吹き荒れる1950年代。スタジオも大きくなり、繁栄を極めていくハリウッドにおいても、その影響が顕著になってくる。盛り上がる映画業界を尻目に、作品で主要な役割を演じる立場でありながら、労働的に過酷を極めた脚本家や俳優を守る組合が組織されていく。その中心となっていた、人気脚本家ダルトン・トランボは下院非米活動委員会への協力を拒否したばかりに、投獄される羽目になる。釈放された後も、トランボはハリウッドを追放されることになるのだが……。偽名で「ローマの休日」などの脚本を執筆し、アカデミー賞を2度も受賞したダルトン・トランボの生涯を描いた伝記ドラマ。

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『シークレット・アイズ』:演じる役者陣は豪華だが、話は地味、、だけど見応え充分!!

シークレット・アイズ

「シークレット・アイズ」を観ました。

評価:★★★

9.11テロ以降、FBIのテロ対策部隊は常に緊迫感に包まれていた。明けた2002年、そんなテロチーム、FBI捜査官レイの同僚で親友ジェスの娘キャロリンが殺される事件が発生する。レイは自らの捜査の傍ら、キャロリン殺害事件の真相に迫っていく。彼らは遂に容疑者を特定するが、逮捕されたのは全くの別人だった。。第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作となったアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のハリウッド・リメイク作。本作の監督は、「ニュースの天才」のビリー・レイ。主役のレイを、「それでも夜は明ける」のキウェテル・イジョフォーが演じています。

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『ヤング・アダルト・ニューヨーク』:若者ぶってしまう”痛い大人たち”を描いた作品。もう少し描き方に工夫が欲しい。。

ヤング・アダルト・ニューヨーク

「ヤング・アダルト・ニューヨーク」を観ました。

評価:★★

自らの作品に行き詰まりを感じるドキュメンタリー監督のジョシュ。彼の妻のコーネリアも、偉大な映画監督である父のプロデュースばかりでキャリアとしての限界も感じていた。そんなとき、ジョシュは非常勤講師を行っていたアートスクールに聴講に来ていたジェイミーと知り合う。彼と、彼の妻ダービーは普通の常識に縛られない20代のカップルだった。彼らと知り合い様々な刺激を受けるジョシュとコーネリア。若い彼らの刺激をもとに、再び生活を彩っていこうと奮闘するのだが。。「イカとクジラ」、「フランシス・ハ」などの意欲作を送り続ける、ノア・バームバック監督が世代の異なる2組の交流とずれを活写したコメディとなっています。

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『ファインディング・ドリー』:大海原を描く映画は夏にピッタリだが、前作の面白さは越えられていない。。

ファインディング・ドリー

「ファインディング・ドリー」を観ました。

評価:★★☆

2Dの日本語吹替え版にて。

ディズニー/ピクサーによる大ヒットアニメーション「ファインディング・ニモ」。カクレクマノミのマーリンが行方不明になった息子ニモを探す旅を描いた一作目から、13年の年月を経て、その続編が誕生しました。今回の主人公は、前作でニモを探していたマーリンの前に現れたナンヨウハギのドリー。彼女はすぐ物事を忘れてしまうという癖を持っていたが、ニモを探す旅から1年後、ふとしたことから自分にも家族がいたこと思い出す。かすかな幼少期の秘密を解く鍵を求めて、マーリン&ニモの親子の力を借りながら、再び大海原へ旅立っていく。監督は、前作に続きアンドリュー・スタントン。共同監督に「ニセものバズがやって来た」のアンガス・マックレーンが務めています。

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『シングストリート 未来へのうた』:音楽と青春が上手く融合した、青春かっ飛びムービー!!

シングストリート

「シングストリート 未来へのうた」を観ました。

評価:★★★★

14歳の多感な時期を迎えた少年コナーは、街で見かけて一目惚れしたラフィナに、自分のバンドのPVに出ないかと口走ってしまう。バンドなど存在していない中、彼は慌ててメンバーを募ってバンドを組み、猛特訓を開始する。バンドメンバーは学校やコミュニティに馴染めない爪弾きものばかりだったが、やがて彼らのサウンドは皆の注目の的になっていく。。「ONCE ダブリンの街角で」、「はじまりのうた」など、音楽と映画のミクスチャーが楽しい作品を生み出すジョン・カーニー監督が、1980年代のダブリンを舞台に届ける半自伝的青春音楽映画となっています。

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