『エイリアン コヴェナント』:エイリアンの起源に迫るプロメテウスの続編。エイリアンで描きたいことがエイリアンではないように感じる作品。。

エイリアン コヴェナント

「エイリアン コヴェナント」を観ました。

評価:★★

人類初の大規模な宇宙移住計画のために航行していた宇宙船コヴェナント号は、ある日、大規模なトラブルに見舞われ、そのときに女性の声が入った謎の電波をキャッチする。コールドスリープされていた2000人の命を預かるクルーは、移住先のオルガー6への航行が難しくなると判断。調査の結果、地球と同じような環境にあった、その電波が発信された惑星へ向かう。そこで、女性乗組員ダニエルズをはじめ、クルーは恐るべき真実と向き合うことになる。。SFホラーの金字塔「エイリアン」の原点に迫った「プロメテウス」の続編。監督は前作に引き続き、リドリー・スコットがメガホンを取っています。

続きを読む “『エイリアン コヴェナント』:エイリアンの起源に迫るプロメテウスの続編。エイリアンで描きたいことがエイリアンではないように感じる作品。。”

『台北ストーリー』:急激な変化を遂げる街を背景に、変化を続ける一組のカップルの想い。背景対比は美しいが、もう少し作品にインパクトが欲しい。。

台北ストーリー

「台北ストーリー」を観ました。

評価:★★★

1980年代の台湾。高度経済成長の中、日に日に変貌を遂げていく台湾。家業を継いだ元リトルリーグのエース・アリョンと、幼馴染の恋人アジン。何となく付き合っている2人で、新しくお洒落なマンションに引っ越しをしようと考えていた。しかし、順調に進んでいたはずの二人の人生も、キャリアウーマンだったアジンの会社が買収にあったことから徐々に歯車が狂いだしてくる。アジンが上手くいかない毎日を、アリョンとともにアメリカに移住することで打開しようとするが。。「クー嶺街少年殺人事件」のエドワード・ヤンが1985年に手掛けた長篇第2作。主演・製作・共同脚本は、「黒衣の刺客」のホウ・シャオシェン。4Kデジタル修復され、2017年日本劇場初公開となります。

続きを読む “『台北ストーリー』:急激な変化を遂げる街を背景に、変化を続ける一組のカップルの想い。背景対比は美しいが、もう少し作品にインパクトが欲しい。。”

『幼な子われらに生まれ』:複雑な家庭間の人間関係に悩む1人の男。重松原作作品にしては感情の波は希薄だが、現実社会を巧みに捉える!

幼な子われらに生まれ

「幼な子われらに生まれ」を観ました。

評価:★★★

バツイチ子持ちの中年サラリーマン・信は、同じく前の結婚で2人の子連れとなった奈苗と再婚する。彼女の連れ子にも自分の娘同様に、誠心誠意尽くそうとするが、奈苗の妊娠をきっかけに長女が本当の父に会いたいと言い出す。。直木賞作家・重松清が1996年に発表した同名小説を、「少女」の三島有紀子監督のもと映画化した人間ドラマ。

続きを読む “『幼な子われらに生まれ』:複雑な家庭間の人間関係に悩む1人の男。重松原作作品にしては感情の波は希薄だが、現実社会を巧みに捉える!”

『ダンケルク』:ノーラン監督が初めて手がける実話モノ!映像、物語全てをとっても、新しい戦争映画の枠を作った快作!

ダンケルク

「ダンケルク」を観ました。

評価:★★★★★

第二次大戦が本格化してきた1940年。拡大するナチス・ドイツの勢力に、フランス軍と同盟関係にあるイギリス軍が徐々に追い込まれていた。ドイツ軍の猛攻により、フランス・ダンケルク港に追い詰められたのは両軍の兵士40万人。背後は海。陸海空からの攻撃により、全滅寸前の彼らを救うため、軍艦や民間船を動員した前代未聞の救出作戦が始まっていく。。「ダークナイト」、「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督が、初めて挑む実話(=戦争)を斬新な手法でを描く戦争映画。

続きを読む “『ダンケルク』:ノーラン監督が初めて手がける実話モノ!映像、物語全てをとっても、新しい戦争映画の枠を作った快作!”

『エル ELLE』:暴漢に襲われた女性の本性が徐々に見えてくる深層心理スリラー!人の心というのはつくづく闇深いものだと感じる秀作!

エル ELLE

「エル ELLE」を観ました。

評価:★★★★

新進気鋭のゲーム会社の社長ミシェルは、ある日、独り暮らしの自宅で覆面の男の襲撃を受ける。その後も不審なメールを受け取ったり、留守中に何者かが侵入するなどの奇妙な出来事が続いていた。自分の生活リズムを知っているかのように起こる犯行に、彼女は自分の周囲に疑念の目を向け始める。過去の悲惨な体験から警察との関わりを避ける彼女は、自ら犯人探しに乗り出していくが。。ポール・ヴァーホーヴェンがイザベル・ユペールを主演に迎えたサスペンス。原作は、「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」のフィリップ・ディジャンの小説。

続きを読む “『エル ELLE』:暴漢に襲われた女性の本性が徐々に見えてくる深層心理スリラー!人の心というのはつくづく闇深いものだと感じる秀作!”