『ミラクル・ニール』:役者陣の味は出ているが、サラッと笑えて印象に残らないコメディ。。

ミラクル・ニール

「ミラクル・ニール」を観ました。

評価:★☆

「モンティ・パイソン」シリーズで知られるテリー・ジョーンズ監督が、「宇宙人ポール」、「ミッション・インポッシブル」シリーズなどで、ここ数年引っ張りダコになっている俳優サイモン・ペッグを迎えた本格コメディ。退屈で冴えない毎日を送っている作家志望の英語教師が、ある日、宇宙人から偶然選ばれて身につけた何の願いでも叶う不思議な力に振り回されていく様を描いています。

ここ一年くらい、本サイトの感想文が観てから遅れ遅れになっていることは周知の事実ですが(笑)、この作品を見てから一ヶ月くらい立っている現段階で、本作のラストが思い出せません。。それくらい正直印象に残らない映画。確かに予告編にあるように、主人公の周りで起こるドタバタコメディは面白いし、本作を持って、2014年に亡くなったロビン・ウィリアムズの勇姿を観られるとは思わなかったこと、、は評価できますが、肝心の物語に心動かす要素が正直なかったのでしょう。別にコメディだから笑えればいいじゃんといえばそれまでなのですが、それでも映画を観たという満足感には浸りたいものです。

それにしてもロビンの芸達者ぶりは、声(ニールの愛犬デニスの声優役)の出演だけでも十二分に分かります。役者としてもそうですが、声優としても数々のアニメ作品にも声を当てていた彼なので、本作での上手さも当然といったところでしょうか。マンションの住人であり、恋人として絡んでくるケイト・ベッキンセールもなかなかの味わい・美貌を醸し出していたと思います。。作品としての評価がイマイチですが、こうした役者陣の活躍を楽しく見れるだけでも、本作の意味合いはあるのかと思います。

次回レビュー予定は、「モヒカン 故郷に帰る」です。

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