『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』:カーネギー史上最も音痴な歌姫。夢を実現したいという思いを支える夫の姿が美しい!

マダム・フローレンス

「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」を観ました。

評価:★★★

自分の歌唱力に致命的な欠陥があるにも関わらず、ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンス。彼女はニューヨーク社交界の重鎮として、手にした財産と愛を夫のシンクレアと、愛する音楽に力の限り注いでいた。そんな彼女のソプラノ歌手になりたいという夢は、最初は自らの社交パーティーの場に留まっていたが、やがて自らコンサートやレコードを出すなどの暴走を始めていく。夫のシンクレアは各メディアの批評家を買収するなど、フローレンスが傷つかないように最大限の努力を惜しまない。しかし、彼女が夢の”カーネギーホール”での公演の予約をしてしまう。。ニューヨーク伝説の歌姫の実話をメリル・ストリープ×ヒュー・グラントの共演で映画化。監督は「クィーン」「疑惑のチャンピオン」のスティーヴン・フリアーズ。

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『ブルゴーニュで会いましょう』:作品はすごくお洒落でカッコいいが、全体的にテンポが良すぎて、ドラマの食いつきがだいぶ足りない。。

ブルゴーニュで会いましょう

「ブルゴーニュで会いましょう」を観ました。

評価:★☆

フランスで名高いワイン評論家のチャーリー。彼は20歳で実家を出てから、この道に突き進み、今では彼のつけるレイティングが業界では重要視されるほどだった。そんな彼のもとに、実家のワイナリーが倒産の危機に陥っていることの知らせが入る。急遽帰郷したチャーリーの目の前に広がっていたのは、子どもの頃に大好きな祖父から教わった伝統のワイン畑。しかし、品質が保たれていない管理方法で、倉庫には味の落ちたワインの在庫の山が積み上がっていた。チャーリーは疎遠になっていた頑固な父親と衝突しながらも、家族を守るため最高のワインを作ろうとする。。フランス・ブルゴーニュ地方で撮影し、ワイナリーを営む家族の再生を綴った人間ドラマ。監督は「ラスト・アサシン」(日本未公開)のジェローム・ル・メール。

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『シークレット・オブ・モンスター』:思わせぶりな演出はなかなかだが、モンスターを生み出したか、、という秘密は証してくれない。。

シークレット・オブ・モンスター

「シークレット・オブ・モンスター」を観ました。

評価:★☆

第一次世界大戦が終戦を迎えた1918年。ヴェルサイユ条約締結直前のフランスにアメリカから、とある政府高官が一家を引き連れてやってくる。彼には神への深い信仰心を持つ妻と、まるで少女のような美しい息子がいた。その幼き息子は常に不満を抱えており、教会への投石や家庭教師への乱暴、部屋での籠城などの奇行を起こすようになっていく。やがて狂気のモンスター“独裁者”へと変貌してしまう、その息子の隠された心の闇に迫っていく。。ジャン=ポール・サルトルの短編小説『一指導者の幼年時代』をベースに映画化したミステリー。監督は、「メランコリア」「エスコバル 楽園の掟」など俳優としても活躍、本作が長編デビューとなるブラディ・コーベット。

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『ブレア・ウィッチ』:全世界でブームを巻き起こしたホラーの正式続編。ホラーとしては普通に面白いが、肝心のところが抜けてしまったオマヌケムービー。。

ブレア・ウィッチ

「ブレア・ウィッチ」を観ました。

評価:★★★

20年前、”ブレアの魔女”をテーマにドキュメンタリー製作のため、ブラック・ヒルズの森に踏み込んで消息をたったヘザー。20年経ち、失踪時は幼かったヘザーの弟ジェームズは、YouTubeで偶然姉らしき人物の映った映像を発見する。姉を救い、“ブレアの魔女”の謎を解くため、ドローンなどの最新設備と、森に詳しい若者たちを連れ、彼と仲間たちは森に踏み込んでいくが。。。世界中で大ブームを巻き起こしたホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の正統な続編。監督は、「ザ・ゲスト」のアダム・ウィンガード。

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『疾風ロンド』:コメディ、推理、人情、スポーツ、、いろんな要素は用意しているが、全てが軽くて、底が浅い作品。。

疾風ロンド

「疾風ロンド」を観ました。

評価:★

大学の研究所でウイルス研究のために極秘開発した違法生物兵器K55。偶然の産物でできた生物兵器が、その開発者の手によって盗まれ、現金3億円を要求される。が、犯人が事故死。その犯人が違法生物兵器を隠した場所は、日本有数のスキー場。回収を託された冴えない研究員・栗林が、わずかな手がかりを頼りに生物兵器を探すうちに、予想外の出来事が次々に起こっていく。。東野圭吾の同名ベストセラー小説を映画化。監督はバラエティ番組『サラリーマンNEO』や連続テレビ小説『あまちゃん』を手がけた吉田照幸。

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