『エミアビのはじまりとはじまり』:天才と凡才の生き方が垣間見れる秀作!若手2人の活きの良い演技が気持ちいい!!

エミアビのはじまりとはじまり

「エミアビのはじまりとはじまり」を観ました。

評価:★★★★

人気が上がり始めていた若手漫才コンビ『エミアビ』の海野が事故死する。実感がない相方の実道は、海野と共に亡くなった雛子の兄でお笑い界の先輩だった黒沢に会いに行き、弔いを兼ね、乞われるままネタを披露する。十年来のコンビを失っても、実感の沸かない実道。過去のある事件をキッカケに、お笑いを封印していた黒沢。お互いポッカリと空いた心の穴を埋めるべく、2人はコンビを結成することになっていくのだが。。「舟を編む」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた渡辺謙作が、オリジナル脚本を自ら映画化した作品。

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『スーサイド・スクワッド』:冒頭こそ凄くカッコよく始まるものの、だんだんと尻すぼみになってくるのは気のせいか。。

スーサイド・スクワッド

「スーサイド・スクワッド」を観ました。

評価:★☆

2Dの字幕版にて。

迫りくる世界崩壊の危機を前に、政府はある決断を下した。バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑となったヴィラン(悪役)たちを、減刑と引き換えに自殺に等しい任務を強制する集団スーサイド・スクワッド(自殺部隊)へ入隊させるというものだ。こうして凄腕暗殺者デッドショット、狂気の道化師ハーレイ・クイン、地獄の炎を操る小心者エル・ディアブロ、必殺縄師スリップノット、ブーメラン使いキャプテン・ブーメラン、ウロコに覆われた怪力男キラー・クロックに、彼らをコントロールすべく、軍人リック・フラッグ、唯我独尊を貫く女侍カタナが加わった強烈な個性を発するの最狂チームが誕生する。魔女エンチャントレスの野望に対抗すべく、行動を開始したのだが。。1930年代に始まるアメコミの元祖DCコミックスの原作を映画化。監督・脚本は、「フューリー」のデヴィッド・エアー。

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『生きる』(4K上映):物語の進め方と映画としての演出工夫がピッタリあっている!これぞ、名作と言われる所以!!

生きる

「生きる」(4K上映)を観ました。

評価:★★★★

某市役所の市民課長、渡邊勘治は三十年無欠勤という恐ろしく勤勉な経歴を持った男だった。しかし、ある日に体調の異変を感じ、その日初めて欠勤をした。彼は病院へ行って診察の結果、胃ガンを宣告されたのである。勘治の息子・光男が5歳のときに、妻には先立たれてから、男手一つで光男を育て上げ、無事に妻を迎え、息子夫婦と慎ましやかな共同生活を送っていた。しかし、ただがむしゃらに働き、育て上げた息子は親を少々邪険にする始末。役所仕事も何事も当たり障りなく進めてきただけの勘治にとって、迫りゆく死は恐怖でしかなかった。差し迫る死を前に、勘治はどう生きようかと模索し始めるのだが。。ご存知、黒澤明監督の1952年の名作をデジタル・リマスター&4Kでの上映した作品。主演の勘治を演じるのは志村喬。

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『キング・オブ・エジプト』:物語は薄っぺらいが、映像の楽しさだけでお腹いっぱいになる冒険活劇!

キング・オブ・エジプト

「キング・オブ・エジプト」を観ました。

評価:★★★★

2Dの字幕版にて。

神と人が共生する古代エジプト。神々を讃える石像やピラミッドが建ち並び、生命の神オシリス王の統治のもと、繁栄を誇っていた。新しい王として、オシリスの子・天空の神ホルスが戴冠を行う日、オシリス王の弟である砂漠の神セトが王を殺害してしまう。王座が強奪され、国内に混乱が広がる。多くの民が苦しめられる中、妻の命をセトに奪われた盗賊ベックはセトとの戦いに破れ、神の眼を奪われたホルスと組み、妻を取り戻そうとするのだが。。「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス監督による冒険ファンタジー。

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『太陽のめざめ』:観ていて凄くイライラする作品だが、このイライラも映画のテーマではないかと思える。。

太陽のめざめ

「太陽のめざめ」を観ました。

評価:★★☆

家裁判事フローランスは幼き頃から母の素行の悪さで、置き去りにされた少年マロリーに心を砕く。成長し、非行を繰り返すマロニーが新たな人生を見つけられるよう、彼と似た境遇を辿りながら更生したヤンを教育係につけ、手を差し伸べる。マロニーもとことん反抗的な態度を取りつつも、成長しない未熟な母親や弟を必須にかばおうとしていた。。カンヌ受賞女優でもあるエマニュエル・ベルコ監督が手がけ、ベテラン女優カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えています。ベルコ監督にスカウトされたロッド・パラドが心に傷を負ったマロリー役で映画初出演。「ピアニスト」のブノワ・マジメルがマロリーを支える教育係ヤンを演じ、第41回セザール賞助演男優賞を受賞しています。

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