『レッドタートル ある島の物語』:お話の展開も、アニメの画力も、全てが力弱いことが気になる作品。。

レッドタートル

「レッドタートル ある島の物語」を観ました。

評価:★

嵐の中、荒れ狂う海に放り出された男が、九死に一生を得てある無人島に辿り着く。必死に島からの脱出を試みるものの、見えない力によって何度も島に引き戻されてしまう。絶望的な状況に置かれた男の前にある日、1人の女が現れるのだが。。「岸辺のふたり」でアカデミー賞短編アニメ賞に輝いたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデュースで手掛けた初の長編アニメーション。

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『グッバイ、サマー』:大人になるために通過したひと夏の思い出。フランス版「スタンド・バイ・ミー」のような味わい!

グッバイ、サマー

「グッバイ、サマー」を観ました。

評価:★★★

14歳のダニエルは、多感な時期で様々な悩みを抱えていた。髪が少し長く、見た目は女の子のような風貌であったり、クラスメイトからは”ミクロ”と呼ばれるくらい伸びない身長だったり、恋するローラには全く相手にされないことなどなど。そこに風変わりな転校生テオがクラスにやってくる。不思議な行動をする彼とダニエルは自然と意気投合してくる。そして長い夏休み、2人でスクラップを集めて“動くログハウス”を作り、旅に出ることを決意するのだが。。「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリーが、自ら脚本も手掛けた自伝的青春ロードムービー。

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『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』:スピルバーグの劣化ぶりには目を覆うが、作品全体を占めるホスピタリティの良さには脱帽!

BFG

「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」を観ました。

評価:★★★

字幕版にて。

児童養護施設で暮らすソフィーは、ある夜遅く、町を行き交う巨大な大男と目が合う。驚き、ベットに駆け込むソフィーだが、その大男はソフィーを摘んで連れ出し、巨人たちの国へ連れ去ってしまう。巨人の異様さに最初は逃げ出す一心だったソフィーだが、彼の心優しさに不思議と心を開いていく。そんな彼女を待っていたのは、巨人の国での、思いがけない大冒険だった。。『チャーリーとチョコレート工場』の作者ロアルド・ダールによる児童小説『オ・ヤサシ巨人BFG』を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化した作品。

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『にがくてあまい』:料理を軸に優しい雰囲気が漂っていて、観ていてほっこりしてくる良作!

にがくてあまい

「にがくてあまい」を観ました。

評価:★★★

野菜嫌いのキャリアウーマン・江田マキは、ある日イケメンの美術教師・片山渚と出会い、一方的に恋に落ちる。ちょうど同じ頃、住んでいたアパートの契約が切れるマキは、半ば一方的に渚の家にころがり込むことになった。しかし、なんと渚はゲイで、なおかつベジタリアンだった。。食と愛をテーマにした小林ユミヲの同名コミックを実写映画化。監督は「ボクが修学旅行に行けなかった理由」の草野翔吾。

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『千と千尋の神隠し』:この映画の素晴らしさを書き始めると止まらない。改めて観ても三度泣いた!

千と千尋の神隠し

「千と千尋の神隠し」を観ました。

評価:★★★★★

10歳の少女・千尋は、仲良しだったクラスメイトと離れ、遠くの街に引っ越してきた。ほんの少しの寂しさと、どことなく何事もやる気が起きない毎日の中、引っ越しの道筋で、千尋は両親と一緒に不思議な町へと迷いこんでしまう。何となく嫌な予感がし、早く立ち去りたい千尋の思いと裏腹に、町の不思議な空気に毒された両親は豚に姿を変えられてしまう。その不思議な町は、神々が病気と傷を癒す為の温泉町だったのだ。町の掟を破り豚にされた両親と別れ、謎の美少年・ハクの手引きの下、湯婆婆という強欲な魔女が経営する湯屋で、千という名前で働くことになる。人生経験豊かなボイラー焚きの釜爺や先輩のリンに励まされながら、逆境の中、働き始める千尋は様々な経験を通じて、新たな自分を見つけていくのだが。。監督は「もののけ姫」の宮崎駿で、自身による原作を宮崎監督自らが脚色した作品となっています。

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