「未来を花束にして」を観ました。
評価:★★★★
1912年、ロンドン。悪条件下で洗濯工場勤めをするモードは、幼き頃から洗濯工場にて働いてきて、今では現場のチーフを務めながら、夫と同じ工場で働き、3歳となる小さな息子とともに貧しくとも慎ましやかな生活を送ってきた。そんな中、同じ工場の同僚に、参政権を求めて活動する女性たちと出会う。最初は周りと同様にそんな活動的な女性に距離をおいてきたモードだが、同じ現場で若き女性が男性工場長に性的暴力を受けているところに遭遇し、彼女の考えは徐々に変わっていく。それには自分自身も、夫に出会う前に工場長から同じような暴力を受け、それに耐えてきたからだった。彼女は周囲の強い反発を受けながらも、未来への希望を胸に、社会を変える運動に身を投じていく。。20世紀初めにサフラジェットと呼ばれた女性参政権活動家たちに焦点をあてた人間ドラマ。監督は本作が長編デビューとなるサラ・ガヴロン。