『ロング、ロングバケーション』:70代を迎えた夫婦が旅立つ姿を捉えたロードムービー。いい作品だけど、ハッピーエンドにならないのが個人的に残念。。

ロング、ロングバケーション

「ロング、ロングバケーション」を観ました。

評価:★★★☆

元文学教師で、現在はアルツハイマーが進行中のジョン。妻のエラは末期がんを抱え、毎日の生活は決して楽なものではない70代の夫婦が、突然住んでいたボストンからフロリダ・キーウエストを目指し、キャンピングカーで旅に出る。子どもたちは巣立ち、彼らに課された人生の責任はすべて果たした上で、残りの時間を自分たちで過ごすための旅立ちだった。愛車のキャンピングカーで1号線を南下し、ジョンが愛したヘミングウェイの家があるキーウエストにまっしぐら。そんな中でも、ジョンの記憶はどんどん薄れていき、エラは毎夜の事、昔の8ミリを投影して、人生をジョンとともに追懐していくのだが。。アメリカの作家マイケル・ザドゥリアンの小説「旅の終わりに」を、「人間の値打ち」のパオロ・ヴィルズィが監督して映画化した作品。

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