『ヤンヤン 夏の想い出』:台湾のニュー世代エドワード・ヤンの集大成な遺作。群像劇でもこれまで時の流れに自然に見せる術が凄い!

ヤンヤン 夏の想い出

「ヤンヤン 夏の想い出」を観ました。

評価:★★★★★

8歳になる少年ヤンヤンは、台北で祖母と両親、姉との5人で暮らしていた。ある日、親戚となる叔父の結婚式の後、祖母が体調不良で自宅で倒れてしまう。何とか一命はとりとめたものの、昏睡状態で帰ってきた祖母の看病に疲れた母親は家を出てしまう。父は家業である仕事に奔走されながらも、昔の恋人に偶然遭遇し、出ていった妻との冷えた関係から淡い想いに恋い焦がれ、姉は隣に引っ越してきた同級生の恋人に心惹かれていく。。ヤンヤンの周りで起こるひと夏の出来事を巡りながら、台北のごく普通の家庭を通じ現代の家族が抱える問題をリアルに描いたドラマ。監督は「恐怖分子」のエドワード・ヤン。

続きを読む “『ヤンヤン 夏の想い出』:台湾のニュー世代エドワード・ヤンの集大成な遺作。群像劇でもこれまで時の流れに自然に見せる術が凄い!”