『ザ・コンサルタント』:ハードボイルドな人物像はなかなかだが、物語は後半になるほどグズグズになるのはいかがなものか。。

ザ・コンサルタント

「ザ・コンサルタント」を観ました。

評価:★★★☆

会計士クリスチャン・ウルフは堅実な仕事で、顧客からの信頼も厚かった。そんな中、自ら売り込んだある企業の財務を調査中、重大な不正を発見する。しかし、一方的に依頼は打ち切られ、その日から何者かに命を狙われ始める。だが、彼を狙う殺し屋は、逆にウルフの反撃を受けてしまう。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る掃除屋だったのだ。。ベン・アフレック主演のハードボイルドアクション映画。監督は「ウォーリアー」「ジェーン」のギャビン・オコナー。

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『沈黙 サイレンス』:スコセッシの念願だった映画化作品。3時間近い上映時間だけど30分くらいに感じられた、、中身もだけど。。

沈黙 サイレンス

「沈黙 サイレンス」を観ました。

評価:★★★

17世紀、江戸時代の日本。戦国の世から日本に伝来していたキリスト教は、江戸幕府の禁制令の下で厳しく取り締まられていた。日本に渡った師である宣教師フェレイラが、幕府のキリシタン弾圧に屈したとの報を受けた弟子の司祭ロドリゴとガルペは、中国にて知り合った日本人キチジローの手引で長崎に潜入することに成功する。上陸した地で出会ったのは、幕府の厳しい監視下にありながらも、信仰の光をともし続ける貧しきキリシタンの民だった。密かな布教活動を続けながら、なんとかフェレイラの消息をつかもうとしたが、逆に裏切りに直面し、囚われの身となってしまう。そこで迫られたのは、信仰か信者たちの命か選択だった。。信仰を追究した遠藤周作の代表作を、マーティン・スコセッシ監督が構想28年を経て映画化した作品。

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『ブラック・ファイル 野心の代償』:薬害問題に挑む人たちの物語らしい、、久々に入場料返せと思った作品。。

ブラック・ファイル

「ブラック・ファイル 野心の代償」を観ました。

評価:★

巨大製薬会社による薬害問題の証拠を探る野心家の若手弁護士ケイヒルは、チャールズが経営している弁護士事務所に所属し、彼が率いる弁護団で活動をしていた。世間的にはアーサー・デニングの経営する製薬会社の被害にあった薬害患者は多くいたが、臨床データを巧みにあやつり、決定的な証拠を残さずにいた。そんなあるとき、ケイヒルは金髪の美女から機密の臨床ファイルを受け取る。その証拠を使って、裁判を有利に進めようとするケイヒルだが、美女との出会いをきっかけに、予想もつかない展開に巻き込まれていく。出演は、「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」のアル・パチーノ、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンス、「ターミネーター 新起動/ジェニシス」のイ・ビョンホンら、有名スターが共演している作品。監督は、本作が監督デビューとなるシモサワ・シンタロウ。

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